VVVF製作所

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VVVFインバータ制御の5インチゲージ電車を自作する(4)

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ブレーキ機構を5インチゲージ電車の車体に実装してみた

車体裏のブレーキ機構を取り付けるスペース 前回の記事で作ったブレーキユニットを、5インチゲージ車体の裏側のこのスペースに取り付けます。ブレーキユニットを車体へ固定するために使う、L字金具と木ネジを用意しておきます。


車体へのブレーキユニットの取り付け(5インチゲージ) ブレーキユニットを車体裏に取り付けた様子がこちらです。プレート車輪の両脇をしっかりと挟むことができるように調整しながら、位置決めを行います。実車で使われるディスクブレーキのような構造ですね。もっとも、実物は放熱用の穴が多数空けられた、専用のブレーキディスクを車輪とは別に設けているようですが...。ちなみにこの構造では、片側のプレート車輪にだけブレーキ機構を取り付けているため、ブレーキをかけるとプレート車輪と車軸をねじるように力がかかりますから、本当は両側に取り付けるのが理想的だと思われます。


ステンレス製パイプ材 ブレーキ機構を車体裏に取り付けたので、次は運転者が操作するブレーキレバーを取り付けます。ブレーキレバーは自転車と同じように、金属パイプに取り付けて使用します。手すり用に市販されているステンレスパイプを、ホームセンターで調達しました。そのままでは長すぎるので加工する必要があります。


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薄肉ステンレス対応のパイプカッター ステンレスパイプを切断するため、パイプカッターを使用します。ステンレスの切断に対応していない製品もあるので、購入時には注意が必要です。画像のパイプカッターは藤原産業(SK11)製の「PC-32」です。だいたい1500円くらいでした。


切断したステンレスパイプ 万力でステンレスパイプを固定し、ハンドルを締めてパイプの周りをぐるぐる回すことで、ステンレスパイプがきれいに切断されました。切断面はバリが出たり鋭利になっているので、むやみに触ってケガをしないように注意します。


パイプ取り付け用の金具 こちらはステンレスパイプを運転台に固定するための金具と接続した状態です。この金具も手すり用の部品として市販されているもので、パイプ径に合うものを用意します。


5インチゲージのブレーキ機構 5インチゲージの運転台に、ブレーキレバーを取り付けました。この後、ワイヤーの長さの調整や、締め付け力の調整を行うことで、ブレーキ機構は完成です!


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